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heibon vol.3

「子供の視点」
平日は仕事で遅くなることが多いので、休日はなるべく一緒に遊んで子供と新しい体験ができるようにと考えるようになった。まだ小さいので覚えていないだろうけども、無意識の中にでも一緒に過ごしたという時間が作られれば良いなと。そのような体験を写真で残すということが後になって記憶を作ってくれるかもしれない。


大人になって処理することが多すぎて、覚えられることがだんだん少なくなってくる。

脳のキャパが足りない。処理することで精一杯だ。
時間が経つと起きたことが、これって夢だったっけ、昔体験したことだったか、と記憶も曖昧になってきているものだ。

なんとなく経験でやり過ごせることもあるし、「既視感」が増えてくる。
おまけに短期記憶がすこぶる苦手で、大抵のことは右から左で流れてしまう、この性格。
名前を本当に覚えられない(覚える気がないのか笑)

過去の出来事もそうだし、30代も半ば超えれば、新しいことが入ってこなくなってくる。
成長の実感も感じにくくなる中で生きていかねばならない。

そんな中、幼児と過ごしていると子供の視点にはハッとさせられることが多い。
常識や大人の視線からでは捉えることができない景色が見えているんだと思う。
そのうち、常識を身につけ、大人になってその視点も消えてしまうんだろう。
幼児である今しか見ることのできない景色をたくさん見てから大人の景色を見て欲しい。
きっといろんな発見が成長に繋がると信じて、なるべく一緒の時間を過ごしていこうと思ったのでした。