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Cycling Tokyo①

cyclingtokyoOM-D E-M5 Mark II / LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH

新しい家に引っ越してきてから早2ヶ月が経ち、生活も落ち着いてきた。やりたかったDIYも家の環境を整えることもほとぼりが冷めて?ひと段落した。
また少しずつ外の世界に目を向けていこうと思い、思い切って少しいい自転車を買った。

初めてのロングライドはどこにしようか。
山や川も写真を撮りに行くのもいいかなと思ったり、都内を車くらいのスピードで疾走するのも良いと考えたり。今回は後者を選択し、目的地は恵比寿までとした。

本格的なロードバイクではなく、街乗りのクロスバイクだけれども速い。これまで乗っていたママチャリとは大違いで、スイスイ街を移動できる。とても気持ちが良い。

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禁煙の為に始めた走ること(ランニング)も趣味として好きなのだが、大会などもなくモチベーションが下がっていたので、こういう違う形で身体を動かすことは新しい刺激になる。景色の見え方も歩き・車とも違って新鮮だ。

高校生活は片道15kmの道のり自転車通学だった。運動部でもなかったけど、1日30km近く週六日走っていたと今考えるとなかなかハードな高校生活だったと思う。しかし、当時もう辞めたいというような感情は抱いていなかった。電車・バス通学などでの友人との交流を避け、一人でたんたんと自転車を漕ぐという行為は性に合っていたのかもしれない。その後、浪人生活に突入するのだが、悪いメンツに関わることもなく1年間乗り越えることができた(勉強はそこそこだったが、、)のもそんな性格もあったと思う。

通学路では猫やたぬきをはじめ、うさぎ、アオダイショウなどに遭遇したし、エッチな本やエロビデオの空箱が落ちていたりと今思えば田舎道ならでは通学路だった。ちなみに今住んでいる東京の道にはエッチな本や空箱などは落ちておらず、健全は道が広がっている。そもそもそんな物はもうこの世から無くなったのだろうか。。

ネガティブなところといえば毎日のたゆまぬ通学の末に強靭な太い太ももを手に入れ、今でもスーツは足が入らないことが多いことだろう。

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今回まともな自転車を手に入れ、高校生の頃を少し思い出しながら走った。走っていると東京の街中で自転車に乗っている方々はUberEatsやMenuといったデリバリーサービスの方々が多い。あの四角の箱に食べ物が詰まれ、お客様に届くのか〜何が入っているのかなんて想像する。
そうか自分も自転車を手に入れた今、あのバックさえ買えば仕事ができる時代なんだな。

赤信号で止まってはシャッターを切る。歩いていては撮れないスピード感、車だと気にも止めない風景が飛び込んでくる。

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そんなことを繰り返し帰路へ、往復50kmでヘロヘロになりつつ、金木犀の匂いが疲れた身体に淡い思い出を蘇らせるのであった。